世界はエロでできている

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ドラクエ世代の僕が3DS版ドラクエ7を買う理由

 この記事を読んだ。 → 3Dの“ぱふぱふ”は必見!? 圧倒的に遊びやすくなった3DS版『ドラゴンクエストVII』の開発裏話インタビュー【ゲームやろうぜ!】

 

 3DSドラクエ7が出ること自体この記事で知ったわけだけど、単なる移植じゃなくリメイクという点にすごく惹かれた。

 

 僕はドラクエ世代ど真ん中で、ナンバリングタイトルは無印のころからやっている。2、3、4に至っては徹夜で店に並んで買っていたほどだ。思えば徹夜を経験したのはこの時が最初で、白んでいく空を見ながら何か悪いことをしているような、でも大人に近づいているような、罪悪感と興奮が入り混じった複雑な感情だったのを覚えている。

 ちなみに当時は家電量販店なんてものは存在せず、ファミコンショップと呼ばれるTVゲーム専門店が全盛だった。ところ狭しとゲームソフトが並び、出入りする人間はメガネ率が高く、ファッションにも疎い。今思い返してみてもファミコンショップというのは異様な雰囲気の店だった。オタクという言葉もこの頃に生まれたのではなかったか。

 

 ナンバリングタイトルは無印からやっていると書いたけど、それは9で止まる。最新タイトルである10をやらなかったのはオンラインに対応したから。僕の周りのドラクエ世代の人達もオンラインになったということで10はやっていない。戦闘システムやストーリー、音楽やグラフィックなどのゲームそのものに関する内容を吟味することなく、ただオンラインであるというだけでやる気が起きなかった。

 オンライン化するのは時代の流れであろう。光やADSLの普及により、ほとんどの家庭ではネットワーク環境が整っている。一昔前では考えられなかったことだ。逆にゲームソフト全体の売上は減少しており、ゲーム市場は縮小している。ソフトメーカーとしてはパッケージ販売のみならず、今後の生き残りをかけて月額課金で収入を増やそうとするのは自然の理。

 であるが、ドラクエですべきじゃなかった。ネットワークのインフラが整ったとはいえ、費用もかさむし設定も煩わしく敷居が高い。ネットワークトラブルも無きにしもあらずで、オフラインタイトルに比べて手軽に遊べるとは言えない。また、オンラインで構築される人間関係も面倒だ。オフラインでも十分遊べるらしいが、オンラインでプレイするほうが効率が良いに決まっている。そして、効率を求めるあまり人間関係がぎくしゃくする。オンラインゲームの宿命である。

 

 そんなドラクエ10に対する失望と、9からドラクエをやっていないという渇望が根底にある状態で近日リリースされるドラクエ7のリメイク。そういえば僕は7をクリアしてないように思う。たぶん。石版集めに挫折したように思う。確か。記事にあるように石版集めに困らないような工夫を施してあるようだし、3DSならちょっとした空き時間に場所を問わずプレイできる。しかも100時間を超えるプレイ時間とあり、ナンバリングタイトルをじっくりと堪能できる。

 

 久しぶりに発売日に買おうと思えるタイトルである。あとは現在所持している3DSでプレイするか、3DS LLを新たに購入するかで迷っている次第。