テレビ番組「ヌメロン」に対する感想
テレビ離れが叫ばれて久しい昨今ですが、僕は比較的テレビが好きで週に20時間ぐらいは観ています。テレビをつけっぱなしにしておいてダラダラと見るのではなく、好きな番組だけを録画しておいて時間があるときに観る、というスタイルです。
今回はその中から「ヌメロン」を取り上げ、感想を書いていこうと思います。
番組概要
・フジテレビ系列で毎週月曜日23:00〜23:30に放送されている
・相手の選んだ数字を当てる推理ゲーム番組
好きなところ
ヌメロンというゲームが完成されているという点に尽きる。戦略性(ゲーム開始前のカード選びやゲーム中のカード使用タイミング)、論理性(EATやBITEの情報を元に数字を絞り込んでいく)、心理的駆け引き(ゲーム中のトークで状況を変えていく)、そして運の要素が複雑に絡まってヌメロンは成立している。経験豊富なプレイヤーが有利であることは間違いない。だが、運次第で全くの素人が経験豊富なプレイヤーに勝つことも多々あり、万人が遊べるゲームである。
視聴者としては将棋や囲碁のテレビ番組のように対戦の様子を眺めているだけだが、こうすれば良いのにとやきもきさせられたり、逆に想像を超えた一手に感心させられたりと観ていて飽きることはない。
残念なところ
コアとなるゲーム対戦の放送時間が短いこと。ルール説明に時間を割くのは仕方がないとして、前フリに時間を割きすぎている。また、番組後半のアニメが意味不明。最初見た時、放送事故か別番組が始まったかと思った。当初はアニメもなく、ゲーム対戦も2戦放送していたので残念な番組内容改編である。
前述のとおりゲームとして成立しているので司会がバナナマンである必然性がない。仮に他者が司会を務めたとしてもヌメロンというテレビ番組の魅力は下がらないと思う。個人的にはバナナマンというお笑いコンビが好きなのであまり言いたいことではなかったが、それぐらいゲーム、あるいは企画として成立しているということである。