世界はエロでできている

世の中には2種類の人間しかいない。エロい人間と、エロいことを自覚していない人間だ。

テレビ番組「仕事ハッケン伝」に対する感想

 テレビ離れが叫ばれて久しい昨今ですが、僕は比較的テレビが好きで週に20時間ぐらいは観ています。テレビをつけっぱなしにしておいてダラダラと見るのではなく、好きな番組だけを録画しておいて時間があるときに観る、というスタイルです。

 

 今回はその中から「仕事ハッケン伝」を取り上げ、感想を書いていこうと思います。

 

番組概要

 ・NHK総合で毎週木曜日の22:00〜22:48に放送されている

 ・著名人が一週間、他職種に挑むドキュメンタリー

 

この番組を観る理由

 自分の仕事に活かす、というのがこの番組を観る大きな理由の一つです。

 この番組では著名人が一週間とある職種に従事し、結果を出すことを求められます。そのため、その職種のエッセンスを期間内に詰め込む必要があり、内容としては質の濃いものになります。この期間内に行われることがその職種の全てではありませんが、僕としては知らない職種の仕事の内容や進め方を勉強することができて為になります。

 一週間従事する職場においては著名人という特別扱いは一切無く、新人として扱われます。当然初めて携わる仕事なので勝手が分からない上に覚えることも山ほどあり、混乱と苦悩、疲弊が著名人を襲います。このあたりの感覚は自分の体験と重ね合わせることができ、見ていて辛くなる場面も多いですが、この頃の気持ちを忘れちゃいけないなぁと気持ちを新たにすることができます。

 

 著名人はうまくいかない仕事の中で、自己を分析し、足りないものを探し、補おうとします。職場のスタッフも助言したり、ともに考えたり、協力を惜しみません。結果に結びつくかどうかは別にして(プロである以上結果を残さないといけませんが)、こういった考え方や支援のプロセスは仕事のどのステージにおいても必要だと再認識させてくれます。

 新人である著名人、同僚である先輩スタッフ、指導者である熟練スタッフと、見る人によって視点は異なりますが、出演者を通して自分を見つめなおすことができる番組だと思います。

 

早送りするところ

 一週間のドキュメントを約50分に詰め込んでいるのでスピード感もありますし、前述のとおり、見ている途中で沸き上がってくる感情や思いもあるので早送りできるような退屈な場面はほとんどありません。スタジオトークはまったりしているので一見すると早送りしてもいいような気もしますが、ドキュメントの部分は著名人はもちろんですが、視聴者側にも緊張が強いられています。それをスタジオトークで緩和してくれるので必要不可欠なパートだと思います。

 

 大切ですね、緊張と緩和。